エンリケ「当日の状況をありのままに話しています」
死体検案書によれば死因は現段階では不詳。遺体は、死因を知りたいという遺族の求めで司法解剖のために大学病院に回され、結果を待っている状態だ。警察は遺族に「保護責任者遺棄容疑を視野に捜査を進める」と説明している。
元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が語る。
「彼女が指示して泥酔になる原因を与えるか、あるいは、そこまで直接的でなくても『大量に飲む方が良い』といった経営方針なら、保護責任者遺棄罪に問われる可能性がある。罰則は3月以上5年以下の懲役です。さらに保護責任者遺棄致死罪となると、3年以上20年以下と、かなり重い刑になります」
エンリケは会社を通じてこう回答した。
「ご冥福をお祈りすると共に、謹んで哀悼の意を表します。エンリケ側がYさんをお手伝いとして呼んだ事実はなく、夫の友人が呼んだ方で、お名前も存じ上げませんでした。店内にはスタッフを含めて30名ほどの人がいましたが、Yさん以外に潰れている方はなく、お酒の強要や、一気飲みをしている方もいませんでした。当日は満席だったため更衣室以外に寝かせられる場所がなく閉じ込めていたわけではありません。私も事情聴取を受け、当日の状況をありのままに話しています」
8月23日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および24日(水)発売の「週刊文春」では、エンリケの店のビジネスモデルの詳細や、口止め誓約書の存在、亡くなったYさんの妻や他の遺族の談話などを詳しく報じている。
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