1ページ目から読む
2/3ページ目

 参加者が沢村容疑者らにツイッターや乱交好きが集まるSNS「ナンネット」、出会い系サイトなどを通じて連絡をとると、DMで案内が送られてくる。

「ナンネット」のトップページ

 まず会場近くの待ち合わせ場所が送られ、自らの服装や到着時間を知らせると待ち合わせ場所にグループのメンバーが迎えにきて、参加費を支払って本人確認を終えてから会場に案内されるという警戒ぶりだったという。

「『中出し専用』の部屋もありました」

 開催時間は夕方の5時~深夜2時頃で、会場は新宿や池袋、浅草といった繁華街や麻布十番の高級民泊、赤坂のビジネスホテルなど都内の広範囲で開催されていた。常連客が話す。

ADVERTISEMENT

「部屋に入った後は荷物を置き、パンツ一丁になります。スマホは撮影の危険があるので荷物置き場以外では禁止されていました。男性20~60人に対して女性は5人くらい。外国人の男性がいることもありましたね。各部屋に女性がいて、『中出し専用』の部屋もありました。コンドームとタオルは持参で、どの部屋の女性と何回してもOK。アルコールは1000円で飲み放題ですが、食事はでません。麻布十番の500平方メートルある豪華な民泊マンションが会場だったときは『1泊50万で借りた』と主催者が自慢していました。その日の参加費も3万5000円と高かったのですが、男性は200人くらい集まっていました」

小山容疑者がLINEで送った乱交パーティーの誘い

 女性のほとんどはグループから金銭を受け取って参加している“サクラ”だといい、「連絡先を交換して女の子の持ち帰りもできる」などの売り文句は現実とはかけ離れていたという。

 前出の関係者は「雅也のグループの特徴は“企画”が豊富なこと」と話す。週末に開かれる大型パーティー以外に、参加費が500円の「破格会」など多くのイベントが平日に行われていた。

「『破格会』はひどかったですね。500円ぽっきりで参加できると言われて行ってみたら、女性は容姿がキツイ40代が1人だけ。別の女性も何人かいるのですが、『この娘とやるならもう1万』『この娘なら2万』と追加料金を支払わされるんです。500円の女性はただの“広告”で、意気揚々と参加した自分もさすがにドン引きしましたね」(前出の常連客)