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店舗を苦しめている原因
「今年に入り、ドコモ本部がDSに対する営業目標を設定した『統一評価』の中で、特に高い数値が設定された項目がありました。それはMNP(Mobile Number Portability=携帯電話番号ポータビリティ)です」
MNPとは現在使用している番号のまま他社に乗り換えられる制度。この「乗り換え獲得」ノルマが店舗を苦しめているという。
「目標値はMNPが導入された直後の最盛期に近い水準。とても達成できない。最近は店舗幹部が『MNPは全部転売に任せよう』と言っているのです」(同前)
ドコモに転売の実態について問うと…
そして、このDS関係者はこう漏らすのだった。
「普通なら上がるはずのない数字が出ているのでドコモ本部もわかっているはずなのですが……」
ドコモ本体に転売ヤーに頼った実態について見解を問うと、広報がこう答えた。
「転売行為の規模感や手法はわかりかねますが、そのような行為があるとすれば厳正に対処をしてまいります」
ノルマ苦で追い詰められたDSが転売ヤーを動員する詳しい手口、転売ヤーたちが儲かるカラクリ、DSを訪れる転売ヤーの属性などは、12月27日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および12月28日(水)発売の「週刊文春」が詳しく報じている。
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