4月8日夜、名古屋市にある名鉄名古屋本線・本笠寺駅のホームの待合室で、女性が胸に刃物が刺さった状態で倒れているのが見つかった。名古屋市中川区に住む会社員の川村月音さん(18)は、その後、死亡が確認されている。
川村さんが発見される5分ほど前には、奇しくも同じ駅の同じホームを舞台に別の事故が起きている。男性がホームから急行列車に飛び込んだのだ。運転士がホームから電車に近付く人影を確認して急ブレーキを掛けたがあえなく接触。死亡したのは川村さんと同じ名古屋市中川区に住む職業不詳の南拓哉さん(29)だった。
川村さんは司法解剖の結果、何者かに刺されたとみられ、警察は殺人事件として捜査している。社会部記者が解説する。
恋人を刺して、電車に身投げ?
「川村さんと南さんは以前、交際関係にあったとみられています。川村さんの胸には複数の刺し傷があり、一部は心臓や肝臓に達する深さでした。警察は南さんが刃物で川村さんを刺した後、自ら列車に飛び込んだ可能性もあるとみて捜査しています」
同じ駅で同じ時間に命を落とすことになった、10歳以上も歳の差があったカップルに一体何があったのだろうか。川村さんの小・中学校の同級生は次のように明かす。