文春オンライン

「昔とはまるで別人。本当にご立派に…」愛子さま(22)“内気なプリンセス”は高3で変身した

note

「愛子さまが女子高等科2年生の頃までは、天皇陛下から『愛子がバックハンドが苦手なので、見ていただきたいのですが』などと相談を受けていました。それが、3年生くらいの頃から、愛子さまが積極的に『このプレーを見ていただきたい』と仰るようになったのです。コートの対角線上に球を打つ技術である『クロスコートのラリーをお願いします』と仰ることもありました」

 まるでテニス部の学生のように真剣に取り組んでおられるという愛子さま。

「ちょっとやってみたいのですが」

ADVERTISEMENT

 愛子さまはこう仰り、強く打つふりをしてネット際に落とす“ドロップショット”にも挑戦。すっかり身につけられたという。

「今では冗談も交えながら、挑戦してみたいプレーを積極的に仰るようになりました。ユーモアにもあふれ、人間的にもたくましいプリンセスに成長なさったと思います」(佐藤さん)

可憐なプリンセスに

内気なプリンセスからの華麗な“脱皮”

 そして、その年の夏休み。那須御用邸での静養のため、那須塩原駅に到着されたご一家は、出迎えた市民と交流された。冒頭の高根沢さんが愛子さまと言葉を交わしたのも、この時のことだ。高根沢さんが振り返る。

「私の隣にはお子さんを抱えた方がいて、陛下がお声がけされている傍らで愛子さまも優しく耳を傾けておられた。愛子さまは私と会話している間も周囲に気を配っておられ、周りを俯瞰して見ておられる印象を受けました。それでいて、私にかけてくださったお言葉は自然体。私は当時、進路に迷っていたのですが、同学年の愛子さまとお話しできたことは大きな転換点になった。いつか感謝の気持ちをお伝えしたいです」

那須塩原駅で出迎えの市民に手を振られる(2019年)

 内気なプリンセスからの華麗な“脱皮”。この時、一体何が起こっていたのか。別の宮内庁関係者が打ち明ける。

この頃、雅子さまも急激に復調なさっていた

「この頃、雅子さまも急激に復調なさっていたのです。以前の雅子さまは自信を失っておられ、お茶会の場でも『招待客からどう見られるか』というのを気にされ、過剰に萎縮しておられるご様子でした。しかしこの頃のお茶会では、1人ひとりの顔をご覧になり、にこっと晴れやかな笑顔を見せられるようになった」

 その背景にあったのは、19年5月のお代替わりだった。