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1年間で30人もの都庁職員が退職
その後、小池氏の政治家としての手腕に話題が及ぶと、奥谷氏は次のように論評した。
〈(小池氏は)人を裏切るし、国家観もないけど、他の女性政治家に比べれば、小池さんの方が相対的によく見える〉
だが、かつて小池氏に仕えていた澤氏は、そんな奥谷氏の意見に真っ向から反論する。
〈澤 しかし、都庁OBとしては、この先も小池さんが都知事の座にしがみつくことは、最悪の展開だと思っています。現役の職員たちもそれを一番危惧しているでしょう。(中略)「空飛ぶクルマ」の開発や、「江戸の文化を世界遺産にする」といった実現性のない政策ばかりを掲げ、思いつきの無理難題に有能な職員や、多額の予算が注ぎ込まれています。そのせいか、知事直轄の政策企画局では、この1年の間に約30人もの職員が退職している。職員たちの間では「小池知事が続く間は、本庁にいたくない。出先機関で身の安全を確保したい」と囁かれています〉
白熱した議論は続き、彼女が「総理の器」であるか否かをめぐる評価から、2017年の衆院選で小池氏が「希望の党」を立ち上げた際の知られざるエピソードに至るまで、話題は多岐に及んだ。その全文は「文藝春秋」6月号(5月10日発売)及び「文藝春秋 電子版」(5月9日先行公開)に掲載されている。
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