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「付き合った女によく馬鹿にされていた」
雑居ビルの中に構えた店の名前は「だうんたうん」だった。繁華街の飲食店の主の話。
「風営法違反の無許可営業でした。結局、うまくいかなくて半年ぐらいでつぶれたよ。ポーカーのようなギャンブル中毒で借金も抱えていた。知人たちから借りただけでも数百万円ぐらいはあったんじゃないかと思います」
前出の地元の知人は佐々木の振る舞いを嘆息交じりに振り返る。
「借金まみれで金がないことは誰もがしっているのに『俺は金持ちだ』と、バレバレの嘘をよくついていた。女性にもだらしなくて付き合った女によく馬鹿にされていました。ペットのイヌの購入代金数十万円が払えなくて当時の彼女に支払いを押し付けたと風の噂に聞いたのを境に、めっきり評判を聞かなくなっていたんですが……」
事件の後、佐々木は周囲にこんなことを漏らしていた。
「自分は2000万円もらって、1000万円は(平山に)あげた」
捜査の焦点は“黒幕”の正体に絞られつつある。
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