〇企画趣旨
日本の総人口は,2050年には現在の約8割になるとの予測がされています。15歳から64歳までの人口、いわゆる生産年齢人口は,2040年には現在の約8割になると言われ、人手不足への対策を喫緊の経営課題として取り組む企業が増えています。加えて昨今、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方(人的資本経営)への注目が高まっており、人事部門は従来の管理的業務から経営に貢献する戦略部門として果たすべき役割が変化しています。
「人」を中心に持続的な成長を実現していくための実践事例をいくつか挙げると、
①人事データを活用した人的リソースの最適配分やデジタル技術を活用した労務管理の自動化などによる業務の効率化、生産性向上
②従業員のスキルや能力をデータで把握し、それぞれの段階に応じた適切な育成プランの提案による人材の育成と定着。モチベーション向上、脱属人化を推進
③個別最適ではなく組織全体としてビジョンの共有、意識改革、行動変容を促し、パフォーマンスの向上に寄与する
など、デジタル技術の活用をベースに人事戦略を推進していくことが求められています。
一方で、戦略の目的やあるべき姿を描かないまま、デジタル化することを目的としてしまった結果、現場や経営層の理解が得られず付加価値を創り出せないケースも多く、自社が置かれている現状をしっかりと分析し、どのようなアプローチが最適かについて知恵を出し合うことが大切になっています。
そこで本カンファレンスでは、「人事戦略 総整理」をテーマに、製造業界の取り組みに焦点を当て、人事戦略の立案、実行、検証を考察し、自社における「人財育成、人財管理のあるべき姿」を構想する機会を提供できればと存じます。
≪開催概要≫
日 時 8月20日(火) 14:00~17:20
会 場 会場対面・オンラインのハイブリッド開催
会場参加:文藝春秋本社ホール(千代田区紀尾井町3-23)
オンライン参加:ZoomウェビナーでのLIVE配信
参加対象 製造業界にお勤めの企業経営者、経営幹部、経営企画、人事、
組織改革部門など
定 員 会場参加:50名、オンライン参加500名
参加費用 無料(事前登録制)
主 催 文藝春秋
協 賛 株式会社Works Human Intelligence
〇来場特典
ご来場のお客様へ鶴 光太郎氏の著書『日本の会社のための人事の経済学』を進呈
![](https://bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/5/5/-/img_55a045fb511d88e0bce25a3ca2ce42b7155580.jpg)
〇プログラム
オープニング
14:00~14:50 基調講演
「製造業における人事戦略の将来構想」
~ デジタル時代にふさわしい「人的資本」の水準拡大と稼働向上に向けた提言 ~
![](https://bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/4/b/-/img_4ba5a1c6e94e1223d9e4c08792e54d9994791.jpg)
慶應義塾大学大学院商学研究科
教授
鶴 光太郎氏
1984年東京大学理学部数学科卒業。オックスフォード大学 D.Phil.(経済学博士)。経済企画庁調査局内国調査第一課課長補佐、OECD経済局エコノミスト、日本銀行金融研究所研究員、経済産業研究所上席研究員を経て、2012年より現職。経済産業研究所プログラムディレクターを兼務。内閣府規制改革会議委員(雇用ワーキンググループ座長)(2013-16 年)などを歴任。主な著書に『人材覚醒経済』(日本経済新聞出版)、『非正規雇用改革─日本の働き方をいかに変えるか』(樋口美雄氏、水町勇一郎氏との共編著、日本評論社)、最新刊『日本の会社のための人事の経済学』(日本経済新聞出版)などがある。
14:50~15:20 課題解決講演
【製造業編】人"材"不足からの脱却!人的資本経営を「COMPANY」で促進
![](https://bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/9/e/-/img_9eacb7ec678cec3ac5e330a1b930729e737026.jpg)
株式会社Works Human Intelligence
Sales & Marketing Div.Sales Planning Dept.Product Sales Grp.Product Sales
高橋 春奈氏
統合人事システム「COMPANY」を用いて、数多くの大手企業のお客様に対して課題解決をご提案。業界ならではの悩みや会社課題と向き合い、目の前の人事課題から本質的な問題に目を向け、幅広い視点で目指すべき方向性や必要なシステムを選定。製造業のお客様とも日々多くのコミュニケーションをとっている。年間150件以上の製品デモンストレーションを実施し、セミナー講師も務める。
15:20~15:30 休憩
15:30~16:05 特別講演
サントリーの人本主義“やってみなはれ”
~すべての社員の活躍を目指して~
サントリーホールディングス株式会社
ピープル&カルチャー本部
国内ピープル&カルチャー担当 部長
森原 征司氏
1996年サントリー入社。営業・マーケティングを経て、人事部門において人事制度・働き方・採用等を担当。2017年よりシンガポール・タイにて飲料事業・健康食品事業に従事したのち、21年サステナビリティ経営推進本部、22年3月より現職。
16:05~17:20 特別講演(60分)&質疑応答(15分)
「世界で輝く、日本のものづくりを取り戻すために必要なこと」
~ 最少の資源(人,モノ,金,時間)が最高の結果を創りだす。
新たなプロジェクトの発想法と開発、組織や人材育成の極意 ~
![](https://bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/0/9/-/img_0995ceba26d97de19dcecd737cc63b5653799.jpg)
元日産GT-R 開発責任者
プロジェクト・カーズ合同会社 代表
水野 和敏氏
1952年長野県生まれ。1972年4月日産自動車に入社。
・1989年迄は、P10型プリメーラ 、R32型スカイライン 等の、新しい車両のプラット
フォームやパッケージの開発に携わる。
・1989年末から「グループC、メーカー耐久選手権レース」に、監督 兼 チーフエンジ
ニアとして 自身が開発のレース車で参戦し、全てのチャンピオンを獲得して、日産
の黄金期を築く。
・1993年から「編集設計で高性能車が開発できる、世界初のFMパッケージ」を開発し
て、V35スカイライン、Z33フェアレディ等の5車型に適用し、日産リバイバルプラ
ンの早期達成に貢献。
・2003年末から「日産R35GT-Rの プロジェクト統轄責任者と 開発責任者を兼務」し
て、世界唯一 "マルチ・パフォーマンス・スーパーカー" を創りだすと共に、世界ブ
ランドも確立した、2013年3月末で同社を退社。
・2014年9月から「台湾・裕隆グループの華創車電(ハイテック)の開発担当副社長
と、日本法人の華創日本(ハイテックジャパン)の最高執行責任者を兼務し
LUXGEN車の開発を担当。
・2020年から 「プロジェクト・カーズ合同会社 代表」に就業
![](https://bunshun.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)