高校からは、東京の先輩たちと遊ぶことが多かったですね。あの頃、アンダーカバーとか裏原のカルチャーが流行ってたじゃないですか。服が好きだったので、原宿とかに通ったりするうちに、東京のほうでも先輩ができて。

14歳でタトゥー、15歳でドラッグを経験

ーー14歳で、初めてタトゥーを入れたそうですね。

西本 中3に上がる、ちょっと前に入れました。中学生じゃタトゥーはダメなので、年上の人に身分証を借りて、竹下通りにある店で象のやつを手首に入れて。それは記念に残してあるんですけど。

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ーー学校では、タトゥーを隠して。

西本 リストバンドしてましたし、冬だったから長袖のワイシャツだったんで、バレなかったですね。友達に見せたりはしましたけど、チクられることもなく。

 親にはバレましたね。でも、そんなに言われなくて。ほんと、ちっちゃい象だったんで。

ーーご両親の反応は。

西本 わりと緩い家庭というか。特に母親は、「自分で責任取ればいいんじゃない」みたいなノリの人だったので。父親は顔面に入れてから会った時は怒られたというか、「どうした?」って聞かれましたけど。でも「自分の人生だし、ケツを拭くのは自分なんで」と言ったら、とりあえず理解してましたね。だから、理解ある親だとは思いますけどね。

 

ーー14歳で、ドラッグにも手を出したそうですね。

西本 いや、15歳ぐらいかな。暴走族上がりの先輩に「腕出せ」って言われて、腕を出したらペンペン叩かれてから打たれて。あの気持ち良さを超える気持ち良さは、いまだに味わったことがないなって感じ。

 ポンプ(注射器)で2回くらいやって。その後は東急ハンズかどこかでビーカーを買って、ストローで吸引してましたけど、高校生ながらに「これは、もうやらないほうがいいだろうな」と思ってやめましたね。

 で、高校でダンサーやってる友達ができて、そこからマジックマッシュルームですね。その頃はまだ合法だったので、大量に買って、それを食っては家に帰ってました。

ーーマジックマッシュルームはどのように調理して。

西本 僕は味噌汁に入れて。臭いが嫌いだったんで。でも、最初「これヤバいから」って言われて、噛んでたら超マズいんですけど、15分20分したらムズムズしてきて、恋愛した時の感じみたくなってきて「ウワッ」て。

 

 竹下通りにマジックマッシュルームを売ってる店があったんですよ。竹下通りのコンビニでバイトしてた時は、買って食べて、キマりながら仕事してましたね。

ーーそのコンビニが、YouTubeの某チャンネルで話していた「原宿で一番ヤバいコンビニ」ですか。