『厳重注意』処分とする意向
安藤とA君の“距離感”はフィギュア界でも問題となっていた。
「7月上旬に、安藤さんをはじめ、フィギュアの指導者が多く所属する『日本フィギュアスケーティングインストラクター協会』の総会が行われました。安藤さんは出席しませんでしたが、そこで佐野稔理事長が安藤さんを『厳重注意』処分とする意向だとサラッと話した。ただ、佐野さんの発言はフライング気味だったのか、協会の弁護士がすぐに発言を止めていました」(出席した会員)
協会に佐野氏の発言の事実確認を求めると、「事実です。(協会の処分は)会規上は総会決議による除名だけですが、理事会の判断で、注意、厳重注意などをすることがあります。現在のところ厳重注意は行っていません」と回答した。
A君自身は彼女の指導を受け続けたい
では、その後安藤とA君の関係はどうなったのか。
安藤を知る人物が語る。
「A君の両親はこのままコーチを続けさせるわけにはいかないという考えに至ったものの、A君自身は彼女の指導を受け続けたいという気持ちがあったようです。しかし、その後、やはりコーチと選手の関係は解消したと聞いています」
A君の母に訊ねた。
――コーチと選手という関係を解消したと聞いたが?
「そちらに関して、今お答えすることは必要ですか? 大丈夫です、ご心配頂かなくても」
――まだ結論には至っていないということですか?
「コメントはちょっと、控えさせていただきます」
――A君は安藤さんと続けたいという希望を持っていたとも聞くのですが。
「そこはどうなってるのか、いろんな話はあると思いますが、何も申し上げることはないですし、彼の人生どうなるか、めちゃくちゃわからなくなっているので」
一方の安藤にもコーチ契約の事実確認を求めたが、「マネージャーを通してください」の一点張り。マネージャーは、「現在はお答えできる内容はございません」との回答だった。
安藤とA君は秋からの新シーズンをどう迎えるのか。