続いては、インフィニティQ45に乗る夫の夢翔さんをご紹介。

子どもができても“V8エンジン”は譲れない

 ぼくも妻と同じで、最初はスポーツカーが好きだったんですよ。でも、祖父がクラウンに乗っている姿に憧れて、こういうのもいいなって。

夫の夢翔さんは以前板金塗装工場に勤務し、今は電気工事士として働く

 免許を取ってすぐ17クラウンを買って、そのあとに20セルシオ後期に乗っている頃、インスタで妻と知り合ったんです。共通の知り合いを通じて、カメラ好きでよく車の写真を撮っている人がいるというので、ぼくの車も撮ってほしいとお願いしたのがきっかけでしたね。

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日本では一代かぎりの生産となったインフィニティQ45

 お互い車好きですし、自然と一緒にセダンを弄るようになって。片方だけ車が趣味の夫婦だと、よく反対されたり、生活優先になったりというのを聞くので、かなり恵まれた環境だと思いますね。

 このインフィニティを買ったのは、もう完全に一目惚れです。地元の車屋さんにセダンを探しに行ったとき、たまたまこの車が出ていて、その場で「これ買います」って。弄るうえで「人と被りたくない」というのがあるので、そういう意味でもバッチリでした。

インフィニティQ45のインテリア。インパネのやわらかな曲面が特徴的

 ただこの車はエンジンが4.5リッターなので、やっぱり税金面の負担はハンパじゃないです。自動車税だけで、この車が9万円、妻のマジェが6万円、共用のヴェルが5万円とかなんで、全部で20万円くらい。

さりげないフェンダーの造形が上質さを感じさせる

 それでも、自分としてはV8エンジンの音がやみつきになってしまっているので……税金に関してはもう、ずっと首を絞めつづけられるものと覚悟しています。昔、板金塗装関係の仕事をしていて、夫婦の車は全部ぼくが弄っていますから、まだ工賃分だけでも節約できてよかったと思うしかないですね。

 今は電気工事士をしていて、ある程度先のことも考えられるようになってきたので、近いうち無事に子どもができて、生まれてきてくれたらいいなと思っています。

夫婦ともに「子どもには車好きになってほしい」と語る

 やっぱり、子どもにも車好きになってほしい気持ちはありますよ。まずはトミカとかプラレールとか、乗り物好きになってくれるよう英才教育をします。そのうち家族でこういうイベントも楽しめたらいいですね。