Netflixのドラマ『地面師たち』の監督・脚本を担当した大根仁氏が「文藝春秋 電子版」のオンライン番組に出演、文藝春秋総局長の新谷学を聞き手に、ドラマの舞台裏を明かした。
『地面師たち』は7月に世界同時配信が開始されると、6週にわたって日本のNetflix週間TOP10で (シリーズ)首位を独走。グローバルTOP10 (非英語作品、シリーズ)でも2位に浮上するなど、世界的大ヒットとなっている。
番組では、『地面師たち』の大ファンである新谷が、監督・脚本を務めた大根氏にハリソン山中(豊川悦司)や青柳(山本耕史)らの存在感、辰(リリー・フランキー)の衝撃的なシーンの舞台裏をマニアックに聞いている。
バズらせる意図はなかった「もうええでしょう」
今回のドラマでは、「最もフィジカルで、最もプリミティブで、そして最もフェティッシュなやり方でいかせていただきます」(ハリソン=豊川)や「もうええでしょう」(後藤=ピエール瀧)など、数多くの名台詞が生まれている。
「『もうええでしょう』はバズらせようと思って(脚本に)書いていたわけではないんです。不利になったときに遮る関西弁の引き出しが僕のなかには『もうええでしょう』しかなかったんですよ。現場でも瀧さんに『もうええでしょうはもうええでしょう!』と言われました(笑)」(大根氏)
瀧氏とは旧知の仲であるという大根氏。新庄耕氏の原作小説を読んで早々に、後藤は瀧氏に演じてほしいと決めていたという。