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キャッシュカードの番号を暴行中に聞き出して…
「容疑者らは暴行後、長谷さんの衣服や持ち物を持ち去っています。その中にはキャッシュカードが含まれていて、八木原容疑者をのぞく5人が、札幌市内のコンビニのATMで現金十数万円を引き出し、分け合ったと一部の容疑者が供述しています。暗証番号は暴行中に聞きだしたとみられています」(同前)
金銭が絡んでいるため、今後容疑は傷害致死から強盗致死に変わる可能性もある。だが、金銭が絡んでいるのは現金引き出しだけではなかった――。
「事件が起きた10月25日の23時半過ぎ、八木原と川村は、車で江別市内にあるコンビニを訪れています。そこで2人は1人ずつ計2回に分け、長谷さん名義のクレジットカードを使用してタバコのカートンを数種類と弁当などを購入した」(警察関係者)
その様子を横目に見ていたコンビニの常連客は、ニュースに流れた容疑者らの顔写真を見て、心底驚いたという。
「ここのコンビニはほぼ毎日利用するのですが、明らかに挙動がおかしい女の子2人組がレジ付近でバタバタしていたので、その日のことはよく覚えていますよ。ニュースに流れてる顔写真を見て、すぐに容疑者とあの日の2人組の女の子が結びつきました。特に川村の方が、店員に『おい!』などと怒鳴っていて、言葉遣いが荒々しく印象的でした。ニュースに出ている写真より髪は短く、肩上くらいの長さで金髪に近い明るい髪色でした。グレーのパーカーを着ていたのを覚えています」(コンビニ利用客)
コンビニ内では一体何が行われていたのか。前出の警察関係者が話す。