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ロッテ・内竜也が書く「オールスター初登板で思い浮かんだ中学の同級生のこと」

文春野球コラム ペナントレース2018

2018/07/16
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2人に見守られながらのオールスター登板

 今回、オールスター出場が決まった時、一番最初に浮かんだのが2人の顔でした。彼らがいなかったら間違いなく今の自分は存在しません。当然、プロにも入っていません。でも、現実は彼らが中学2年の秋まで説得を続けてくれたおかげでプロ15年目にしてようやくではありますが、オールスターという夢の舞台に立つことが出来たのです。だから感謝の気持ちを込めて自分が投げる7月13日の京セラドーム大阪のゲームに招待させていただきました。2人とも仕事がありましたが、喜んで来てくれました。スタンドで2人がユニフォームを着て嬉しそうに見てくれている姿を見て、こみ上げる想いがありました。

 1点こそ取られましたが1イニングを投げました。彼ら2人はもちろん、中学部野球部監督やその後、出会ったすべての方、家族への感謝の気持ちを込めて投げました。とても緊張しましたがあれだけ多くの方の前で、そして日本を代表するスーパースターたちと一緒の舞台で投げることが出来た事で本当に幸せな気持ちになりました。

オールスター登板後に友人2人と写真撮影 ©内竜也

 オールスターを終えて後半戦に入ります。自分の目標はずばりタイトル獲得です。ストッパーとしてセーブ王になりたいです。タイトルを獲得することが友人2人を始め色々な方々への一番の恩返しにもなると考えています。そして手術を何度もしてきた自分がタイトルを獲得することで同じような境遇の方々の希望になりたいと思っています。厳しい戦いが続くと思いますが後半戦も頑張ります。これからも応援宜しくお願いします。

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