岩本理事長の捨て台詞
そしてその頃になると、第三者委員会にも変化があったという。心臓血管外科教授の新浪博が述懐する。
「6月28日から7月8日までの回答期限で、第三者委員会の2回目のアンケートがありました。それは1回目とは随分ニュアンスが変わり、われわれの意見に近い内容になっていました。なぜこんなにスタンスが変わったのか、と不思議でしたが、職員たちには『今度のアンケートには答えたほうがいい』と伝えました」
たとえば2回目のアンケートの設問3は〈岩本理事長や経営統括部に権限と情報が集中しすぎていて、ブラックボックス化しているように見える〉と記している。1615人の回答数のうち、〈強く思う〉が923人おり、〈ある程度そう思う〉の393人を足すと、81.5%の職員が岩本体制に懐疑的になっている。
《この続きでは、岩本氏が解任された以降の内幕が明かされています》
※本記事の全文(約1万1000字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2025年8月号に掲載されています(森功「東京女子医大の黒幕は誰だ」)。全文では下記の内容をお読みいただけます。
「七人衆」が抱いた危機感
2000人超の署名
当初は“岩本親衛隊”だった
「捜査は岩本氏まで届かない」
「官邸の守護神」の関与
料亭「金田中」で2人きり
「新浪先生は勘違いしている」
諮問委員会を立ち上げたワケ
理事長選びで揉めた
学長交代は「納得いかない」
独裁者なき後に

