「たったひと手間」で、iOS 18以前のUIに近付く

 Safari下段のタブバーは、設定を変更すればおおむね元の状態に戻すことができます。完全に同じ外観ではありませんが、アイコンも復活するため、iOS 18までのように直感的に操作できます。

iOS 18以前のスタイルに近づけるには、「アプリ」→「Safari」を開き、タブを「コンパクト」から「下」へと切り替えます
従来とほぼ同じ、ブックマークやタブが常時表示され、すばやくアクセスできるスタイルに変更できました。四隅が浮いたフローティング表示は変えられませんが、機能的には従来と同等です

 画面サイズが小さいなどの理由でわずかでも画面を広く使いたい場合を除き、この設定に戻しておいたほうがよいでしょう。

その5:アラームの停止ボタンを元の操作方法に戻すには?

 iOS 26.1では、基本機能の1つであるアラームを停止するためのボタンが、これまでのタップする方式から、横にスライドする仕組みへと改められました。古いiOSに馴染みのあるユーザにとっては懐かしさを感じるインターフェースで、直上の「スヌーズ」と異なる操作方法を採用することで、誤操作を防ぐ意図があると見られます。

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アラームの画面。iOS 26.1(左)では停止ボタンが「スライドで停止」という、右方向にスワイプしなければ停止できない仕様へと改められています。かつてのiOSでは多く用いられていたUIで、懐かしさを感じる人も多そうです

 もっとも、ユーザの中には「スライドさせて止める」というUI自体に馴染みがなく、使いづらく感じる人も少なからずいるようです。またスヌーズ機能は基本的に使わず、ただ停止させるだけというユーザにとっては、iPhoneを手で押さえていないと操作しづらいこのUIが、多少なりともストレスになるようです。

 これについても、設定画面から以前のiOSに似た仕様に戻すことができます。個人的には、スヌーズと停止をケースバイケースで使い分けるためにも、このままにしておいてもよいのでは? と思いますが、馴染めない人は設定し直しましょう。なお設定画面の階層は非常に深く、自力ではまず見つけられない位置にありますので、画像の手順を参考にしてください。

スワイプではなくタップしただけで停止する元のUIに戻すには、「アクセシビリティ」→「タッチ」を開き、「シングルタッチの操作を優先」を有効にします。自力で探していてはまず見つけられない階層の深さと項目名です。なおここ以外のスライドUIにも影響するので注意が必要です
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