川崎市のJFEスチール東日本製鉄所の京浜地区敷地内で、クレーンの解体作業中に足場が崩れ、男性作業員5人が転落した事故で7日夜、搬送された4人のうち3人の死亡が確認された。ほかに1人が行方不明になっており、神奈川県警などは8日も捜索を続けた。海に転落した可能性もあるといい、9日も捜索を行う。
県警によると、亡くなった3人は、上山勝己さん(43)=千葉県市原市姉崎、千葉ケン志朗さん(19)=千葉市稲毛区山王町、小池湧さん(29)=同市緑区土気町。
解体作業は東亜建設工業が受注。同社によると、2次、3次下請けの作業員が巻き込まれたとみられるという。
事故は7日午後4時15分ごろ発生。JFEスチールによると、接岸した船から鉄鉱石や石炭を積み下ろす大型クレーン(高さ54メートル、長さ104メートル)の解体作業中、何らかの原因で円柱状の重りが落下して、作業用の足場が崩落した。重りの上にいた5人と破砕用の重機が約35メートルの高さから落ちた。
重りは約400トンあり、落下時に床を突き破って穴を開けた。不明の1人は穴から海に落ちたとみられるという。
JFEスチールと東亜建設工業は8日、事故について謝罪した上で「関係当局による調査に全面的に協力するとともに、事故原因等の究明に努めます」などとするコメントを出した。

