2000年代に人気グラビアアイドルとして活躍した瀬戸早妃さん(41)。芸能活動を経てアパレル会社を立ち上げ、さらには難関資格・FP1級(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)を取得し、現在は資産形成コンサルタントとしても活動している。

「グラビア出身だから舐められたくない」という強い動機のもと、妊活と並行しながら猛勉強した日々をインタビューで明かした。

 瀬戸早妃さん ©杉山秀樹/文藝春秋

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Googleで「お金持ちになる方法」を検索したことがFPとの出会い

 FPの勉強を始めたきっかけは、お金への不安だったという。20代のころ、勧められるままに購入した投資信託が大きなマイナスになった経験から「無知のままではダメだ」と痛感。Googleで「お金持ちになる方法」を検索したことがFPとの出会いだった。

 3級、2級と着実に合格を重ねたが、SNSで「所詮2級までだよね」と揶揄され、「くーっ!」と悔しさをにじませながら1級への挑戦を決意した。しかし、瀬戸さんが最初に受験した際の合格率はわずか3%。金融機関や証券会社の専門家たちが大半を占める受験者の中でも、100人に3人しか受からないという超難関だ。

「吐きながら会場に行きました」妊活しながら資格の勉強

 それだけではない。1級挑戦中、瀬戸さんは妊活も同時に進めていた。「いつ合格できるかわからないうちに年齢を重ねて、もし妊娠できなかったら後悔するかもしれない」と考えた末の決断だった。

 つわりが最もひどい時期に試験日が重なり、「吐きながら会場に行きました」と振り返る。試験中に3回トイレへ向かったそのときは、3度目の不合格となった。

 出産後も試練は続いた。新生児を育てながら実技試験に臨むため、産後ケアホテルに泊まり込んで勉強。「夜も2時間預けて、2時間勉強して、また2時間後に授乳して」という細切れ睡眠を繰り返した。それでも諦めなかったのは、グラビア出身という経歴への強い思いがあったからだ。

 

「『舐められたくない』という気持ちがあった」

「グラビア出身で、基本的にはずっと芸能活動をやってきたじゃないですか。だから『舐められたくない』という気持ちがあったんです」と瀬戸さんは語る。

 さらに、大学進学を断念した後悔も原動力になっていた。「大人になってからでも何か『形』として残るものが欲しかった。それが私にとってはFP1級だったんです」。

 多い日には1日12〜13時間の勉強を重ね、4回目の挑戦でついに合格を果たした。グラドルからアパレル社長、そしてFP1級保持者へ。その道のりはインタビュー本編で詳しく語られている。

〈つづく〉

撮影=杉山秀樹/文藝春秋

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