事例(3) 誇り高い男になりたい。古来、日本には武士、ヨーロッパには騎士、少し違いますが、古代ギリシアには英雄が、誇り高い男として尊敬を集めていました。いまはどうでしょうか。大谷翔平選手にしか誇りをもつことができていません。

 わたしは誇りをもとうにも、自慢できるところがなく、「ゴミ」「カス」と呼ばれており、誇り高い男にはほど遠い現状です。

 誇りをもつには、自他ともに価値を認める必要があります。ミスは命取りになります。一回でもミスをすると一生低評価にあえがなくてはなりません。嘘もつけず、万引きをすることもコソ泥を働くことも断念しなくてはなりません。

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source : 週刊文春 2024年12月12日号