日々新しいニュースが駆け巡る現代ではもう古い話題かも知れないが、昨年の10月1日に郵便はがきが63円から85円に値上がりしたニュースはなかなかの衝撃だった。
今年の元日に配られた年賀状の数は昨年の約6割だったとか。「年賀状じまい」は私の周辺でも多く、こんな文章が目立った。
「今年をもちまして新年のご挨拶状を最後にさせていただきます」
世の中の流れと分かっていても、この文面を見ると少し寂しい気になる。
年賀状とは新年の挨拶。とどのつまりはマナーであり、それは時代によって変わっていく。今後は相手に年賀状を出させないことが求められるのか? 部下に年賀状を出すと空気の読めない上司と言われたりして……ちょっと想像してみた。
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source : 週刊文春 2025年1月23日号