「末は博士か大臣か」と最初に言ったのは福沢諭吉だとか。慶応出身の松下政経塾1期生で代議士3代目なのに、当選5回の“適齢期”をとうに過ぎても、なぜか逢沢一郎氏は大臣を固辞してきた。「永田町の七不思議」の一つに数えられた謎が、小誌の取材で明らかに。
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6月25日、瞳の奥を妖しく輝かせた小柄な男が“チンチン電車”から降り立ち、颯爽と向かったのは、東京・大塚駅前にあるラブホテルだった。男の正体は、自民党の逢沢一郎衆院議員(65)。それから約6時間後の翌日深夜2時頃、眼鏡をずり下げ、顔を手で隠しながらホテルの裏口に姿を現した逢沢氏は、そのままタクシーに乗ると、港区赤坂の議員宿舎に舞い戻った。
「この人は、まだこんなことを続けているんだ……と絶望的な気持ちです。彼は少なくとも7年以上前から私のような風俗嬢を欲望のまま弄ぶ日々を続けてきました。彼は女性を人間として扱うことをしません。自分勝手な性の道具としてこき使って、耽溺する日々。こんな人が国会議員をしていて良いのでしょうか」
逢沢氏を長年接客してきた東京・渋谷のデリヘル業者「L」のデリヘル嬢・A子さんは憤りを隠さずいう。
「逢沢さんは『安井』という偽名を名乗り、何十回と『L』を利用していました。(同店では)会員ナンバー4と、かなりの“初期メンバー”で数年前には、他の子の指名も含めれば、週2~3回利用していました。夜7~8時スタートで4時間コースが主ですが、時間内に終わることなんてありません。延長の繰り返しで、時には朝方7時になったことも。8時間プレイすれば、料金は17万~20万円。少なくとも年間1500万円以上は風俗に消えている計算になりますよね。相当の上客でした」(同前)
逢沢氏の祖父は、岡山市のゼネコン「アイサワ工業」を興した実業家で元衆院議員の逢沢寛氏。家業と地盤を継いだ父・英雄氏は、衆院議員を3期務めた。
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source : 週刊文春 2019年8月15・22日号