「社長は孤立していました。交渉の間も社内は経営幹部らの利害が交錯し、話がまったくまとまらなかったのです」(日産関係者)
“孤立”していたのはホンダとの経営統合交渉が破談を迎えた日産自動車の内田誠社長(58)である。

日産は昨年11月、2025年3月期の最終損益予想を、業績悪化に伴うリストラ費用が見通せないなどとして「未定」と下方修正。「稼げる車がない」(内田社長)なか、救済役として浮上したのがホンダだった。
業界関係者が内情を語る。
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source : 週刊文春 2025年2月20日号