大阪府と奈良県の境にある東大阪市山手町の生駒山。1月25日、地元住民ですら滅多に近づかない山中の廃墟群で見つかったのは、体をバラバラに切断された遺体だった――。

社会部記者が説明する。
「被害者は、国土交通省に勤務する神岡孝充さん(享年52)と判明。死因は窒息死で、遺体は死後切断されたとみられている」

神岡さんは、2022年4月から大阪の航空保安大学校で会計課長という役職を任されていた。神岡さんの突然の訃報に国交省関係者は驚きを隠せない。
「年明けに連絡もなく出勤してこなくなって、自宅を訪ねても反応なしだった。ただ、行方不明になるまで職場でも全く不自然な点はなかった。トラブルを起こすような人でもない」
遺体発見から遡ること1カ月前の昨年12月27日、神岡さんは、在宅勤務後、フィリピン在住の妻に会うために渡航予定だった。しかし、この日を境に神岡さんから妻への連絡がぱったりと途絶えてしまう。
「不審に思った妻が、2日後の29日に警察へ通報した。親族も捜索願を提出し、警察が神岡さんの行方を探していた」(前出・記者)
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source : 週刊文春 2025年2月20日号