本棚なぞとうの昔にいっぱいになり、備え付けの引き出しや戸棚、果ては靴箱にまで本が侵食している。まだ読んでない本がそこら中に積んであるにも関わらず、本屋に寄っては新しく買い、おすすめされるたびに取り寄せ……。生活感のない部屋とか、物の少ないお洒落なリビングとか、諦めました。しょうがない、だってもう私にとって、本は主食。生きていくためになくてはならないものなのだから。そんな私が今一番行きたい本屋は『本なら売るほど』の舞台、十月堂。なぜって、取り上げられる本がどれもこれもセンス良すぎるんだもの!
ひっつめ髪の気だるげな青年が営む街の小さな古本屋・十月堂に訪れる様々な本好きたちの日常を、オムニバス形式で描いている本作。本をきっかけに垣間見ることになるそれぞれの人生はバラエティに富んでいて、読んだ者同士でどの話が一番好きだった? と盛り上がること間違いなし。
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source : 週刊文春 2025年2月27日号