「(業者は)ボランティアとして参加してくださった」
2月21日、暗色のスーツに身を包んだ石丸伸二氏(42)は記者会見で弁明した。
石丸伸二・公選法違反疑惑
#1 石丸伸二 都知事選で重大疑惑《事務担当者は「こんなん捕まるぞ」》
#2 石丸伸二氏「買収疑惑」配信業者の5通の「見積書」「請求書」独占公開
#3 《公選法違反で刑事告発》石丸伸二 都知事選文書改ざんを暴く
#5 今回はこちら
「週刊文春」が報じてきた都知事選における石丸氏の公選法違反(買収)疑惑。昨年7月5日に都内で開いた決起集会において、特定の業者が集会のライブ配信を担ったにもかかわらず、約100万円の支出を「機材キャンセル料」として「選挙運動費用収支報告書」に記載していた問題である。

石丸氏は6日の記者会見で「不備があったのは事実」と認めた。更に21日に改めて会見を開くと、冒頭のように釈明したのだ。「業者はボランティアだった」との説明は、兵庫県・斎藤元彦知事とPR会社の疑惑と酷似する。金銭を支払ったにもかかわらず「ボランティア」という難解な説明を繰り返し、会見は堂々巡りの様相を呈した。
だが、今回の会見で明かされた一つの新事実があった——。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル