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『確率思考の戦略論 どうすれば売上は増えるのか』(森岡毅・今西聖貴 ダイヤモンド社 3300円+税)は、USJや西武園ゆうえんちを再建したマーケターとして知られる森岡さんが、自社ブランドが選ばれる確率を最大化するマーケティング戦略を深掘りした一冊です。沖縄にオープンするテーマパーク「ジャングリア」など超大型案件を進めながら、4年かけて自ら執筆したというだけあり、マーケティングへの執念が伝わってくる力作でした。

あらゆるビジネスにおいてもっとも大事なのは何か。筆者は、プレファレンス(選好性)を高めること、つまり消費者に選ばれる確率を上げることだと指摘します。プレファレンス向上に大切なのは、消費者視点(WHO)を考え抜くこと。プロダクト開発や広告宣伝などのHOWからではなく、必ずWHOから考える。消費者を本能レベルで深く理解し、WHAT(消費者価値)の強力な定義をすることがHOWの前に必須だというのです。
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source : 週刊文春 2025年3月20日号