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『コンビニ全史 日本のライフスタイルを変えた50年の物語』(中村直文 日本経済新聞出版 1800円+税)は、『日経MJ』元編集長の筆者がコンビニの発展の歴史を様々な視点から紐解いた一冊です。同じ小型店中心で、コンビニの跡地への出店も多いchocoZAPと通じるところが多く、手に取りました。

本を読み進めていくと、反省ばかりでした。東京・豊洲にセブンイレブン1号店がオープンしたのは1974年。当初は親会社のイトーヨーカ堂内でも懐疑的な声が大きかったそうですが、総合スーパーや百貨店との競争を勝ち抜き、巨大な「コンビニ経済圏」を築くまでに至ります。
私がコンビニ成功の大きな理由と考えるのが「当事者意識」です。コンビニは、メーカーへの丸投げをよしとせず、商品開発の当事者として強くコミットしてきました。
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source : 週刊文春 2025年2月6日号