野球で“ギアチェンジ”という表現が広く使われるようになったのは、巨人・田中将大投手(36)の、あのとてつもないシーズンがきっかけだった。

 2013年。当時楽天に所属していた田中はシーズン無敗の24連勝と、まさに無双の快進撃でプロ野球記録を樹立した。その投球内容は立ち上がりから中盤過ぎまでは、キレのある変化球と抜群の制球力を武器に技巧派のピッチングで相手打線を翻弄。そして終盤の勝負所で走者を出すとスタイルをガラッと変え、150キロを超えるストレートで圧倒するパワーピッチャーへと変身した。

 その投球内容の変化は、まさに一段ステージを上げるために“ギアチェンジ”したという表現がピッタリだったのである。

日米通算200勝まであと3勝に迫る

 ただそんな田中の“ギアチェンジ”を、巨人ではなかなか見ることができない。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

週刊文春 電子版 PREMIUMMEMBERSHIP 第1期募集中 詳しくはこちら

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る

有料会員向けおすすめ記事

source : 週刊文春 2025年3月27日号