日本中が熱狂したロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスの「MLB東京シリーズ」。正式な公式戦ではあるが、3月半ばの試合は選手にとっては、まだまだオープン戦の延長という側面が強い。第1戦でカブス先発の今永昇太投手(31)が、無安打無失点ながら4回で降板したことに「なぜ?」という声が起こったが、オープン戦の調整ならば当たり前。同時に本格的な開幕に向けて、今季の今永には改めて期待が膨らむ内容だった。
その一方で“MLBデビュー戦”となったドジャースの佐々木朗希投手(23)にとっては、不安を抱える投球内容だった。

初回は160キロ台を連発して、超満員の東京ドームがため息に包まれた。しかし3回には押し出しを含む3連続四球で、結果的には3回1安打3奪三振ながら与四球は5つと、シーズンに向けて課題を残した。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2025年4月3日号