野球で“ギアチェンジ”という表現が広く使われるようになったのは、巨人・田中将大投手(36)の、あのとてつもないシーズンがきっかけだった。
2013年。当時楽天に所属していた田中はシーズン無敗の24連勝と、まさに無双の快進撃でプロ野球記録を樹立した。その投球内容は立ち上がりから中盤過ぎまでは、キレのある変化球と抜群の制球力を武器に技巧派のピッチングで相手打線を翻弄。そして終盤の勝負所で走者を出すとスタイルをガラッと変え、150キロを超えるストレートで圧倒するパワーピッチャーへと変身した。
その投球内容の変化は、まさに一段ステージを上げるために“ギアチェンジ”したという表現がピッタリだったのである。

ただそんな田中の“ギアチェンジ”を、巨人ではなかなか見ることができない。
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source : 週刊文春 2025年3月27日号