3月11日、14時46分、いつものように北の空に向かって黙祷をした。
今年で14年、風化することを心配してか文科省から毎年お達しがある。大学においては弔旗を掲げるようにということである。朝、通勤途中に銀行の前でも見たから、そちら方面にもあったのだろう。
新聞でも大きな特集が組まれていた。大切な人を突然奪われた悲しみは、14年という月日がたったとしても薄まるはずはない。子どもを失った親は、
「今生きていれば何歳」
という考え方しか出来ないはずなのだから。
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source : 週刊文春 2025年3月27日号