今期の直木賞は伊与原新さんの『藍を継ぐ海』に! 元研究者という強みを活かし、理系小説の新機軸を打ち出す伊与原さんの来歴を振り返ります。かつての研究内容など、理系が苦手なアガワにも優しく教えて下さいました。
(いよはらしん 作家。1972年生まれ、大阪府出身。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程修了。2010年、『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。19年、『月まで三キロ』で新田次郎文学賞、25年、『藍を継ぐ海』で直木賞を受賞。)

阿川 『藍を継ぐ海』での直木賞ご受賞、おめでとうございます!
伊与原 ありがとうございます。
阿川 授賞式はいかがでした?
伊与原 訳がわからないうちに終わりました。たくさんの方にお祝いの言葉をいただいて、もう満腹という感じです。
阿川 直木賞の候補になるのは2度目だそうで。今までも新田次郎文学賞を受賞されたり、本屋大賞のノミネート経験もおありですけど、それと今度の直木賞とは違いましたか?
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source : 週刊文春 2025年3月27日号