ホステスは見た 関電“原子力のドン”北新地500万円豪遊

「週刊文春」編集部
ニュース 社会

「一連の報道があってから、パッタリ店に来なくなりました。まぁ自業自得やからしゃあないけど、トヨちゃんは、店の大事なお客さん。ほとぼりが冷めたらまた来てくれるやろか……」(元ホステス)

◆ ◆ ◆

 大阪の歓楽街・北新地で30年以上営業を続ける高級ラウンジX。この店で、ホステスから“トヨちゃん”と親しまれる常連客こそ、関西電力の豊松秀己元副社長(65)である。

「関電の幹部ら20人が、高浜原発のある福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から多額の金品を受領していた問題で、特に突出していた2名のうちの1人が豊松氏でした。同氏は技術者として、電気事業連合会の原子力開発対策委員長を務めていたこともある“原子力のドン”。判明分だけでも約1億1000万円の金品を受領、現金のみならず20着分のスーツの仕立券や小判なども含まれていました」(全国紙記者)

 豊松氏は先月末、朝日新聞の取材に、「2011年頃から必死に(金を)返してきた」と釈明しているが、その報道をみて、冒頭の元ホステスは、「ホンマかいな」と思わずツッコミを入れたというのだ。

森山元助役

 09年に原子力事業本部長代理に就いてから、森山氏から金品を渡されるようになったという豊松氏。ちょうどこの頃から足しげくXに通い詰めていたという。

「トヨちゃんはカラオケ付きのVIPルームをよく借り切っていました。20人以上入る部屋を7人から10人くらいで使い、多い時は部下など15、6人くらい連れてきた。みんなが彼にペコペコしていました。料金は2時間で1人約2万円。それにVIPルーム代、ボトル代が加算されますが、ウイスキーなどをポンポンあけて羽振りよく飲んでいたのを覚えています。支払いはトヨちゃんで、いつも現金。毎日のように店に来ていた時期もあり、月に軽く4、500万円は落としていました」(同前)

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

2024GW 特大キャンペーン 誰でも月額プラン最初の2ヶ月99円 4/24(水)〜5/7(火)10:00
  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2019年10月24日号

無料ニュースレター登録はこちら

今すぐ登録する≫

期間限定キャンペーン中!月額プラン2カ月99円

今すぐ登録する≫