台風被害からの復旧が進まないなか浮上した「公用車で別荘」疑惑。「不眠不休で」と指示しながら自らはプライベートを最優先していた。だが本人は「別荘じゃない」「私の政治手法」などと開き直るばかり。他人に厳しく自らに甘過ぎる知事。県民の怒りは爆発寸前だ。
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“青春の巨匠”がコップを持つ手は震えていた。
11月7日に千葉県庁で行なわれた森田健作・千葉県知事(69 本名・鈴木栄治)の定例会見。小誌が報じた〈台風被害の最中に「公用車で別荘」疑惑〉への質問が集中した。
問題となったのは、千葉県が台風15号で深刻な被害を受けていた9月10日における森田氏の行動だ。森田氏サイドは「富里市方面を私的に視察した」と説明していた。だが、小誌が入手した公用車のETC記録などを元に検証すると、森田氏は富里市ではなく、芝山町の「別荘」に向かっていたことが判明したのだ。
森田氏は会見で次のように釈明した。
「(県の)南のほうが大変な状況になっているということで『東のほうはどうなんだ』と考え、私的に視察した。私的な活動のときには自分の車を使うようにしているので、県庁に手配を頼んだが、出払っているという。芝山の自宅になら入れそうだという返事だったので『じゃあ公用車で自宅まで行くから、チェンジしようじゃないか』と」
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source : 週刊文春 2019年11月21日号