今回の担当は、グラビア班のI記者です。
4月10日号から「週刊文春」の巻末グラビアページでスタートした、日本料理店「賛否両論」店主の笠原将弘さんによる連載「笠原将弘のご自愛めし ちゃんと食ってるか!?」。季節に合わせて、その時々に起こる不調やお悩みを「料理で解決」していくユニークな連載の裏側をご紹介します。(本連載は「週刊文春 電子版」では誌面ビューワーからお読みいただくことができます)
この4月、私はとある封印を解きました。
「週刊誌記者ってほぼ外食だから」と1年にわたり段ボールにしまい込んでいた、包丁にまな板、お鍋に炊飯器……。それらをキッチンに並べ、よたよたとしたおぼつかない手つきで玉ねぎやにんじんを切り、こんにゃくをちぎり、豚肉を下茹でしていく。食材を鍋で煮て、最後にセリを投入。そして味噌などを溶かし入れる——。

できたてをすすった瞬間、「ああ、私、“ちゃんと食べてる”」と実感しました。
我が家に自炊が舞い戻ってきたのは、4月からスタートしたグラビアの新連載「笠原将弘のご自愛めし ちゃんと食ってるか⁉」の担当になったおかげです。皆さんもすでに読んで、なんなら実践してくださっているでしょうか。“予約がとれない超人気店”でおなじみ、恵比寿の和食屋「賛否両論」の店主、笠原将弘さんによるレシピ企画です。
笠原さんと言えば雑誌にテレビに引っ張りだこ、ご著作はおよそ100冊にのぼります。2023年に開設したYouTubeチャンネル「【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道」は、すでに登録者数104万人を突破。多忙な中でも欠かさずお店のカウンターに立ち、腕をふるっていらっしゃいます。

これまでに考案されてきたレシピは星の数ほど……な笠原さんですが、意外にも“健康”をど真ん中に据えた企画は今回が初めてだそう。季節に合わせて、その時々に起こる不調やお悩みを「料理で解決」していただこうという試みです。
第1回の取材の裏側は、ぜひこちらの記事で覗いてみてください。インタビュアーは、本企画の取材・構成・文を担当してくださっている中岡愛子さんです。
なお、料理のスタイリングは笠原さんのご著作でおなじみの遠藤文香さん、撮影はグルメグラビアを数多く手掛けてきた弊社写真部の志水隆カメラマンというベストメンバーで、毎週の誌面を作り上げています。
先の記事のなかには、笠原さんの料理人としての姿勢を映す、ふたつの言葉が登場します。

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source : 週刊文春