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フジ新人女子アナ 竹俣紅が将棋界から「嫌われる理由」

「週刊文春」編集部
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 数多の人気女子アナを輩出してきたフジテレビに、今春、“将来のエース候補”と目される大型新人が入社した。竹俣紅(べに)アナ(22)である。

 4月25日にはバラエティ「PIKOOOON!」で顔見せを果たした竹俣アナ。早大政経学部卒の頭脳に目元涼やかなルックス。加えて2つの“元”の肩書も持つ。元タレント、そして元女流棋士である。

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 竹俣アナが将棋を始めたのは6歳。11歳で女流棋士の養成機関、研修会に入会した。将棋関係者が言う。

「とにかく聡明な子でした。小学生当時から『女流棋士になるか、東大に行くか、どっちかに絞らないと』と言っていた。お母さんは野際陽子似の大変な美人で、子供大会に付き添いで来ていました」

 別の関係者は、こんな光景を覚えている。

「ワンマンだった米長邦雄・日本将棋連盟会長(当時)が女流棋士の一部と対立し、女流組織が分裂した。その時、小学生の紅ちゃんが、会長に面と向かって『女の子をイジメたらロクな目に遭わないわ』って言ったんです。さすがの米長さんも絶句していた」

 中学2年時の2012年にプロ入り。師匠を引き受けたのは、永世名人の称号をもつ森内俊之九段(50)。

森内師匠は今何思う

「森内さんほどの棋士なら弟子志願者は沢山いるが、彼は積極的に弟子を取るタイプではなく、竹俣さんを弟子に迎えたことは驚きだった。将来性を買ったのだろう」(将棋担当記者)

 そのルックスでたちまち人気者になった竹俣女流。だが、勝ち星は伸びなかった。一方で彼女のふるまいが波紋を巻き起こす。

「女流は修業の一環として対局の記録係を務めるのが慣例ですが、彼女はなかなかそれをせず、逆にお母さんが連盟関係者に『紅は記録係のために女流になったんじゃありません!』と食ってかかった。そのわりにイベント出演は積極的にこなす彼女にモヤモヤする棋士は多かった」(中堅棋士)

将棋イベントに引っ張りだこだった

“シカト事件”も物議を醸した。

「将棋関係のパーティーで、彼女がすれ違った渡辺明さん(現名人)に会釈せず、黙って通り過ぎたんです(笑)。まあ笑い話ですが、礼儀を重んじる業界だけに、少々ヒヤヒヤしました」(前出・記者)

 竹俣女流は16年、大学受験のため公式戦を1年間休場。しかし同時に芸能事務所に所属しタレント活動を始めた。それに森内九段は怒り、師弟は絶縁状態ともいわれた。当時、小誌に「(竹俣について)お話しすることはありません」と硬い口調で語った森内九段。

 しかし師匠の思いをよそに、竹俣女流は棋士タレントとして「潜在能力テスト」(フジ)に出演したり、写真集を出版するなど盛んに活動。そして19年、目立った実績を挙げられないまま日本将棋連盟を退会。女流棋士としての身分を放棄したのである。

「結局、将棋はタレント活動の踏み台だったのか、と失望する棋士は多かった。特に棋界の宝、森内九段に恥をかかせる形になったのは大きく、すっかり嫌われ者に。今では、彼女のことを話題にする棋士は少ない」(前出・記者)

 新たな一歩を踏み出した竹俣アナの様子について、フジテレビ局員が語る。

「うちの局にタレントとして出演していたこともあり、研修ではまだ『お客さん意識』が抜けない様子。間違いなくスターアナ候補ですが、どれだけ長くうちにいてくれるか……(苦笑)」

“次の一手”に要注目。

早くも風格が(フジテレビより)

source : 週刊文春 2021年5月27日号

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