沢尻エリカ、伊勢谷友介、田中聖……毎年のように芸能人がドラッグをめぐって逮捕されていく。一体、芸能界では何が起きているのか。長年、薬物取材を手がけてきた「週刊文春」エース記者が紐解く薬物汚染の実態。第3回は沢尻エリカ。(初回は#1へ)

 オリンパス元社長のステファン・カウフマン氏が溺れた無色無臭の柱状結晶であるコカイン。10年以上前から都内のクラブシーンで蔓延し、希少価値の高さゆえに「セレブドラッグ」と称されてきた。ストロー状に丸めた紙幣などで鼻から吸引すると、数秒後には中枢神経系に作用し、全身を多幸感と覚醒感が支配する。効果は1、2時間前後と短いが、大音量のダンスミュージックに身体を委ねると、全能感や高揚感が舞い降りてくる。

 売人X氏は、こうしたコカインの“魔力”に取り憑かれた芸能人を数多見てきた。そのうちの一人が2019年11月に麻薬取締法違反容疑で逮捕され、有罪判決を受けた女優・沢尻エリカ(39)である。

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source : 週刊文春