先週号のこのページで、

「永野芽郁さんの不倫騒動が沈静化しそう」

 と書いた。確かにあの時はCMの方も、半分はスポンサー側が慎重にとらえていたようであった。しかし文春が第2弾を出してからというもの、あれよあれよ、という間に大ごとになった。せっかく決まっていた大河ドラマも、出演辞退ということになったようだ。

 不倫に関しての考え方は先週書いたので、もうあれこれ言うつもりはないが、芸能人というのは本当に大変だ。仕事とは別のところで評価され、それが命取りになったりする。

 今度の一件で非常に迷惑をかけられたのは、騒動直後に公開された、芽郁さんの主演映画『かくかくしかじか』の原作者の東村アキコさんだろう。特に愛着が深い自伝的作品で、ご自分で脚本も担当し、劇中のスケッチなども自分で描いたそうだ。

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source : 週刊文春 2025年6月5日号