何だかいつも同じ政局劇を読まされている気がする。

 国会の論戦が面白くなるとなぜか必ず、余計な政局話を書き出す。選挙や党首選、内輪揉め、失言。そのくせ後で論戦の貧しさを嘆く。不毛なワンパターンの繰り返しだ。

 今年は特に酷い。毎日は6月22日の社説で「通常国会が閉会へ 課題先送りの責任は重大」と嘆いた。無責任にも程がある。不信任政局で解散風を吹かせ、課題処理を損ねたのは新聞ではないか。

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source : 週刊文春 2025年7月17日号