新聞社で企業を取材するのは経済部だが、株主総会はなぜか社会部が担当するという慣習があるようだ。株主総会は株式会社にとって最高の意思決定機関であるにもかかわらずだ。その昔、総会屋と呼ばれたややこしい人たちがやってきて、幅を利かせていた時代の名残に違いない。
総会屋は会社が議事を進めようとすると、どすの利いた声で「異議ありっ!」だの「異議ナーシ」だの騒いだ。当時を知る上場企業の元社長は「大物になると警察が行動をマークしていて、総務部に逐一報告してくるんだよ」と振り返る。だから株主総会は社会部の守備範囲なのだろう。
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source : 週刊文春 2025年7月10日号