「すみません……」
うなだれた様子の大関朝乃山(27)が、日本相撲協会の聴取に小誌報道を事実だと認めたのは5月19日夜。「事実無根」と否定してから24時間以上経った後だった――。
小誌は先週号で、朝乃山が外出禁止期間などを定めている協会のコロナ対策ガイドラインに違反し、深夜のキャバクラ通いの“常習犯”だったことを報じた。
協会の執行部が最初に事情聴取を行ったのは、小誌が高砂部屋に事実確認を求める質問状を手渡した18日の午後のこと。
「ここに書いてあることは事実なのか。後で嘘だとバレたら辞めなきゃいけなくなる可能性もあるぞ」
質問状を手にした協会執行部の聞き取りに対し、朝乃山は「違います。(キャバクラには)行ってないです」と頑なに否定。協会は同日の取組に出場させた。
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source : 週刊文春 2021年6月3日号