参政党をめぐっては、神谷代表の過去の発言が掘り起こされては物議を醸してきた。その一例が「愛人OK」発言だ。優秀な人材が政治家を目指さないのは、愛人がいると批判されるからだとして、神谷氏は過去の街頭演説で「参政党は愛人OK」と宣言していた。

 

 代表のお墨付きを得たためなのか。党の屋台骨を支えるナンバー2にも――。

 躍進を遂げた参政党で、神谷代表に次ぐ「ナンバー2」と目されるのが、衆院議員の鈴木敦氏(36)だ。

「党所属の衆院議員では唯一の2期目。党幹部を意味する『ボードメンバー』にも名前を連ねています」(政治部記者)

 神奈川県川崎市出身。予備自衛官や非正規雇用での空港勤務などを経て、小沢一郎氏の側近で知られた樋高剛元衆院議員の秘書として政界に足を踏み入れた。

「その後、小沢氏と山本太郎氏が設立した自由党の職員を務め、2021年の衆院選に国民民主党から出馬。選挙区では落選したものの、比例南関東ブロックで復活当選しました」(同前)

党には貴重な国対委員長経験者

 こうして国政デビューを飾った鈴木氏だが、わずか2年で国民民主を離れることになる。

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source : 週刊文春 2025年7月31日号