「昨年の誕生日、LINEを送ったら〈上が最悪だから辞めたい〉と返信が来たんです。それまで仕事の愚痴なんて聞いたことがなかったのに、あの副知事の下で働くようになってから、弱音を吐くようになった。いま振り返ってみると、拓也は話を聞いてほしかったのだと。後悔しか残っていません」
後悔を滲ませながら語ったのは、茨城県の飯塚博之副知事(62)の秘書を務め、昨年10月20日に自ら命を絶った桜木拓也さん(仮名、享年41)の遺族、Aさんだ。桜木さんは亡くなる5日前、飯塚氏からのパワハラに悩んでいたことを明かす遺書を残していた。
桜木さんの自死を巡っては、死因を調査する第三者委員会も設置されたが、遺族のBさんは「第三者委の対応に納得はいっていない」と憤る。自死から10カ月、桜木さんの遺族2人が、「週刊文春」の取材に150分にわたって答えた。

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source : 週刊文春 電子版オリジナル
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