もうすぐ、ウチのダンナが「世界一周旅行」に出掛けるんです。
それもメジャーな観光地はもう飽きたので、人があまり行かないところを中心に回るそうです。期間は約1カ月、しかも1人です。
旅慣れた人なんで、チケットなんかも自分で手配してましたね。あの年になっても、知らない場所に行ってみようというのは、大したもんやなと素直に思ってたんです。
そうしたら、つい先日、ウチにきたときに「なんか行きたくなくなってきた」と漏らしまして。私は「あなたなら大丈夫! 世界一周なんてなかなかできることじゃないんだから」と背中を押しました。
一周といわず、二周でも三周でも――。
Q
この春、長年勤めてきた会社で部門の責任者に昇進しました。社内では私が初めての女性責任者となり、ありがたくはあるのですが、かつて同じ立場だった男性の同僚たちの態度の変化に悩んでます。
たとえば、業務の進め方について確認しただけで、「お、部長様のお言葉は重みが違いますな」などと、冗談に見せかけたあてこすりが飛んできます。ある男性社員には「俺らみたいな昭和の残党は、女の人に命令されるの慣れてないんで、時間かかるかもしれませんけど、ご了承くださいね」と言われました。
また、私が現場を見に行くと、誰かが小声で「視察きたで」「またチェックか」と言っているのが聞こえたり、報告が急にメール越しになったりして、明らかに距離を置かれていると感じます。
笑って受け流すべきなのかもしれませんが、私も50代半ば。あと何年働けるかを考えると、毎日針のむしろのような空気の中で過ごすのはつらいのです。どうすれば自分の気持ちを守りながら、柔らかく人間関係を保てるのでしょうか。ご助言をいただけたら幸いです。
(54歳・女性 大阪府)
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source : 週刊文春 2025年9月25日号






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