
緑なす黒髪は、古来日本では女性の美の象徴とされていたが、つやつやの重ためロングの黒髪をなびかせる女性を、街で見かけることは今ではめったに無い。
ヘアサロンでカラーリングやパーマをしたり、切り方の工夫でレイヤーを入れて、軽さや小顔効果を狙ったヘアスタイルが、もはや流行というより標準化している。ボブぐらいの短めにして、わざと重くモードっぽく、ウェットにスタイリングすることはあっても、ロングで重い質感を狙うのは、モデルとかならいざ知らず、一般人女性では、あまり見かけない。
思い返すと、黒髪ロングは、もうずい分長い間流行ってない。平成のころ、ロングヘアの流行があったのは覚えているが、そのときも明るい茶髪にしてストレートパーマをかけて、毛先まで真っすぐサラサラにするのが主流だった。この時代私は校則のために黒髪ロングの学生だったが、強制だったのでちょっと不本意ではあった。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2025年10月23日号


お気に入り記事