日本時間11月2日7時25分のブリーダーズカップ(BC)クラシックに出走し、見事勝利したフォーエバーヤング。同馬の馬主であるサイバーエージェント・藤田晋社長が愛馬への思いも綴った連載が「藤田晋のリーチ・ツモ・ドラ1」(週刊文春)だ。本厚木の雀荘から始まった、フォーエバーヤングと全米の頂点に立つまでのストーリーは以下から読むことができる。
「週刊文春 電子版」では、連載のバックナンバーをお読みいただくことができます。連載を加筆修正した書籍『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』も11月19日に発売予定。
第5回
最初に自分の馬が出走したのは2021年の8月。学生の頃から慣れ親しんだ競馬新聞の馬柱に、馬主「藤田晋」騎手「武豊」と掲載されているのを目にしたときは、えもいわれぬ感動と嬉しさがこみ上げてきた。
第16回
数年に一度行く海外のカジノでも、私は手元にかなり多めのチップを置いてプレイする。常にギリギリの背水の陣でプレイする友人も見たことがあるけど、チップが残りあと少しになると、普段ならやらない、一か八かのベット(賭け金)で勝負してしまう。
第45回
2月23日午前2時40分、生まれ故郷の福井駅前ホテルの一室で、その瞬間をiPad越しに見守った。1着賞金が世界最高額約15億円のサウジカップ。世界中から最強馬が集まるレースだけど、私の愛馬フォーエバーヤングは単勝1番人気のままスタートの時を迎えていた。
第46回
今年のドバイワールドカップは、過去に先着を許したライバルや他の有力馬たちが続々と回避し、もはやフォーエバーヤングの独壇場と見られていた。
第57回
競馬ファンの期待を裏切るようなレースが続くと、馬主としての自分が否定されているようで落ち込む。「フォーエバーヤングが海外のすごいレース(サウジカップ)勝ったじゃないですか」とはよく言われるけど、それはもう遠い昔のような気がして……。
source : 週刊文春
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