親愛なる読者の皆さま。この連載をまとめた本が11月10日、文藝春秋から発売になります! ただねぇ、ちょっとお高いんです。税込で1760円もするんです。なかなか本も売れる時代じゃないんで、しょうがないんですが、心苦しい限りです。
でもね、それだけの価値はあると思うんです。毎週毎週、「エミちゃん、こんなん答えられるか?」と挑まれているような難しいご相談に、身もだえしながら、頭に変な汗をかきながら、全身全霊で、お答えをひねりだしてます。そのせいで私、頭の右半分がハゲてきました。
そんな毛と汗と涙の結晶です。
Q
現在72歳の会社員です。2人の息子は独立し、妻と2人暮らしなのですが、妻の「不機嫌ハラスメント」に悩んでいます。現役時代は家事も育児も妻に丸投げしていた私ですが、66歳で定年退職してからは時間に余裕のある働き方をしています。そのため掃除、食器洗い、ゴミ出し、洗濯といった家事を少しずつするようになりました。ところが慣れていないのと、大雑把な性格のせいか、「キチンとできてない! もう一度やって!」と毎日、妻に叱責されます。ただ、どこができていないのかは教えてくれず、「自分で探せ!」と言うばかり。自分ではできたつもりでいるので、どこができていないのかわからず不可解です。
家事ができない自分が悪いのですが、こう叱られてばかりだと憎悪さえ覚えます。今後、妻にどう対応していけばよいのでしょうか。
(72歳・男性 広島県)
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source : 週刊文春 2025年11月13日号






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