10月24日(金)

 東京国立博物館(本館特別5室)へ『運慶 祈りの空間―興福寺北円堂』展を見に行く。だって運慶さんは第20回「みうらじゅん賞」の受賞者でもあるお方。そりゃ、行くでしょ。

 受賞トロフィー(金のカエル像)は興福寺に送ったのだけど昨年、“足が折れちゃいました”と、知り合いの僧侶、辻さんから報告があった。ま、金と言ってもメッキ、安価で作ったもの(特に足の部分が細くて折れ易いと評判)。ここは仏教の形あるものは壊れる“諸行無常”の教えだと思って勘弁願いたい。

 今回の展示は北円堂に安置された像がごっそり。かつて北円堂にいた可能性の高い四天王立像まで上京だ。

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source : 週刊文春 2025年11月20日号