藤田文武共同代表側が、自身の公設秘書が経営する会社にビラ印刷代など、約2000万円を支出していたことが発覚するなど“公金還流”問題に揺れる日本維新の会。さらに総務会長の高木かおり議員(53)に、政策秘書A氏が代表を務める会社への、同様の疑惑が浮上したことを11月21日に「週刊文春 電子版」が報じた。

A氏が関わる会社は3社ある。建物の貸し付けや管理を主な業務とする不動産業者・堺上グループホールディングス株式会社(以下、堺上社)、コンサルティング業や人材派遣を手掛ける株式会社グローバルキャリアデザイン(以下、グローバル社)、そして車両リースや自動車部品の販売を手掛ける株式会社Kaijo(以下、Kaijo社)だ。A氏は堺上社とグローバル社で代表を務め、Kaijo社は前代表という立場である。グローバル社には高木氏も取締役として名を連ねている。
これら3社に、高木氏が代表を務める「日本維新の会参議院大阪府選挙区第3支部」と資金管理団体「福保会」から、2016年から2023年の期間において総額4636万7637円が流れていたのだ。高木氏の政党支部から上記3社への支出には、政党交付金580万1840円が充当されており、秘書への“公金還流”も疑われるものだった。
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source : 週刊文春
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