近年稀な高い支持率を保つ新政権。だが、期待と中身にはギャップがある。外交と財政の混乱、問題を抱える大臣、引きこもる宰相。早くも“存立危機事態”を察知して、あの大物も動いた――高市内閣の実像ドキュメント。

 

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 列島に季節外れの黄砂が飛来した11月27日午前。首相官邸のエントランスに黒のワンボックスカーが横付けされた。姿を現したのは、濃紺のスーツに紫のネクタイ姿が映える1人の老紳士。現政権の「後見人」を務める麻生太郎副総裁(85)、その人である。睨みつけるように前方を見据える表情は、いつになく険しさを帯びている。

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source : 週刊文春 2025年12月11日号